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♪いたち保育園♪

3号によるいたち日記 (※画像の持ち帰りは禁止です!※)

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思い出のパン

今日はちょいと、長~~~いお話だす。。。


記事の中でも 何度か書いておりまふが、
4年ほど前まで、3号は保育園に通っておりまひた。 ( 一応、お仕事さん )

7:00~20:00までと 長時間保育をしている園でひたので、
いくつものシフトがあったのでしが、
3号は、基本 午後。
13:00 もしくは 14:00 から、閉園後の戸締りまでが担当でひた。

しかしながら、
同じクラスの職員がお休みの日や、行事の日、年度末、年度始め などは、
赤子の手も借りたいくらい大忙しなため、午前中からの出勤。
イコール。
「 給食を食べられる 貴重な日 」 
でもありまひた。



園の栄養士さん&調理士さんが作ってくれる給食は、
3号が子どものころに学校で食べていたものとは ま~~ったくの別物で、
バランスの良い、出汁のしっかりした、薄味の やさし~い味。

そしてそして、
時々登場するパンが とにかく美味しかったのでし。。。




ふんわりやわらかくて、

微かな甘みがあって、

耳の部分まで し~~っかり美味しい~~~♪







栄養士さんに どこのパン屋さんから仕入れてるのか聞いたところ、
意外にも、
3号さんちの近所にある 小さなパン屋さん。。。

ずっと昔・・・ 3号が子どもの頃。
今は亡き母親に手をひかれて、ショッチュウ行っていたところでひた。



大きくなって、いつしか行かなくなり、
正直、まだやっていたことすら 知らなかったんでしけどね。。
これを機に、また ちょくちょく行くようになりまひた。


仕事を辞めても。

結婚しても。

ぼっさまが生まれてからも。





ぼっさまがべビの頃に食べていた パンがゆは、
ここのパンやさんから頂いた 「 耳 」 の部分で作っておりまひた。

パンがゆを卒業すると、
歯固めのため、「 耳 」 をトーストしてあげていまひた。

歩けるようになると、お散歩の帰りにここへ寄り、
お昼ご飯や おやつにしていまひた。

相方は、週に1回は 会社に持って行き。

フェレさん健診の日は 
いつも焼きたてのパンを 車の中で食べながら行きまひた。







おじさんとおばさんには お子さんがいらっさらなかったこともあり、
いつも ぼっさまを可愛がってくれまひた。

特におじさんは、お店の奥から わざわざ出てきてくれたり、
何も言わずとも 「 耳 」 をとっておいてくれたり、
食べてみてね~♪と 試食にいくつもパンをくれたり。


いつもニコニコしながら、
お店を出るまで 見守ってくれていまひた。















なのに・・・




秋になるころ。

お店の入り口に、 

『 事情により、しばらくお休みさせていただきます 』

そう手書きで書かれた紙が 貼り付けてありました。







「 まいっちゃったよ~ 検査入院になっちゃってさ~ 」

お盆前に、おじさんが いつものように穏やかな口調で言っていました。


なのできっと、静養されてるんだな~~って。

1~2週間したら、また 『 いつもどおり 』 に戻るって。

そう思ってたのです。







しかし、
1ヶ月経っても、2ヶ月経っても、お店のシャッターは閉まったまま。




そして 11月の末には、


『 事情により、閉店させていただきます。 長い間、ありがとうございました 』


違う張り紙に変わっていました・・・。
















どうしちゃったんだろう・・・


おじさん、具合悪いのかな・・・


いつかまた、落ち着いたら、お店再開しないかな・・・


おじさんの焼いたパン、食べたいなぁ。。。










いろんな思いで、ずっとずっと モンモンとしていました。


何もわからないまま 年が明け。

2月の半ばをすぎた頃。



おじさんが、1ヶ月以上も前に 亡くなったことを知りました・・・。












閉店の張り紙を目にした時から、何か イヤナモノは感じていたのです。

考えたくないけど、
「 もしも 」 の場合には・・・
おぼっさまを連れて、ちゃんとありがとうを言いに行こう。。。

そんなことも思っていたのに。


何も言えないままになってしまいました・・・。







おじさんの、あの 穏やかな雰囲気も、

いつも決まった時間にパンくずをもらいにくる、「 仕事をしていないであろう人 」 のために
耳の部分や売れ残ったパンを ちゃんととっておいてあげる暖かい人柄も、

ふんわり やさしい味のパンも、

大好きだったのにな。。。




子どもの頃には、母に手を引かれ。

大人になって ぼっさまの手を引いて。

3号にとって、ちょっと特別な場所になってたのにな。。。



今 お腹の中にいる赤子さんにも、

食べさせてあげたかったのにな。。。








本当に いろんな意味で、

寂しくてしょうがありません。。。
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